クレカ積立をはじめる前に投資初心者が知っておきたいこと

クレカ積立は、クレジットカードを利用して投資信託を積立購入できるサービスで、一度設定すれば、毎月決まったタイミングで自動的に投資信託の買付けが行われます。購入代金はショッピングでの利用と同じく、クレジットカードと紐付けした銀行口座から引落とされます。
投資信託の積立はクレジットカードがなくてもできますが、クレカ積立には大きなメリットとして、ポイントがたまることが挙げられます。
たとえば、マネックス証券でdカードを利用して毎月5万円分の投資信託を積立てた場合、最大3.1%還元されるため、最大で月に1,550円相当、年間18,600円相当のdポイントがたまります。
- ポイント還元率はご利用のカード種別、口座種別、積立額により異なります。
クレカ積立は、投資経験が豊富な人だけでなく、将来に備えた資産形成を手軽にはじめたいと考える投資初心者にもおすすめのサービスです。そう言える理由と注意点を見ていきましょう。
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将来に備えた長期の分散投資を自動化できる
将来のために資産形成をする上で重要なことは、“長期・積立・分散”で投資することと言われますが、クレカ積立はこれらを自動的に実現するために役立つ投資手法です。
そもそもなぜ“長期・積立・分散”投資が良いのでしょうか。
まず、“長期”投資のメリットとして、複利効果を挙げることができます。複利効果とは、運用で得た利益を再度投資に回すことで、利益が利益を生む効果のことです。期間が長くなればなるほど、複利効果の恩恵は大きくなります。
また、長期で投資することで、短期的な相場の変動に対して影響を受けづらく、頻繁に値動きを確認したり、売買のタイミングを見極めたりする必要がないため、投資初心者にも取り組みやすい手法と言えます。
“積立”投資のメリットは、定期的に一定額を買付けることで価格変動リスクを抑えられることです。一度にまとめて金融商品を購入してしまうと、商品の価格が急落した場合、大きな損失につながる恐れがあります。しかし、購入タイミングを分散することで、価格が高いときは少なく購入し、価格が安いときに多く購入することができ、損失のリスクを抑えることができます。
さらに、自動積立が可能である点もメリットと言えます。一度買付頻度や積立金額、投資する商品等の設定を行えば、自動的に買付けまで実行されるため、手間をかけずに投資を継続することができます。また、積立投資は少額からはじめることができるため、大きな資金を用意する必要がなく、投資初心者や余剰資金が少ない方でも気軽にはじめることができます。
次に、異なる資産に“分散”投資することで、価格変動が安定します。なぜなら、ある商品が値下がりしても、別の商品の価格が上がってカバーできる可能性があるからです。投資の格言に「卵は一つのかごに盛るな」というものがありますが、これと同じ考え方です。
ただし、何も考えずに複数の商品を買えばいいのではなく、違う値動きをするものを組み合わせ、“分散”することが重要です。
クレカ積立の対象である投資信託には、株式や債券、REITなど、様々な金融商品に投資しているものがあり、1種類の投資信託を購入するだけで分散投資を行うことも可能です。
注意点としては、無理のない額で投資を継続することです。クレカ積立などの積立投資は毎日や毎月など、決まった頻度で決まった金額で、長期間に渡って金融商品を自動購入するものです。毎月の投資額を無理に増やすと、生活が苦しくなって途中で売却する必要に迫られるかもしれません。それでは、長期投資のメリットがなくなってしまいます。
また、投資信託には元本割れのリスクがあるため、やはり余剰資金で運用することが大切です。
NISAを活用すればクレカ積立の運用益も非課税に
クレカ積立は、2024年に制度が新しくなったNISA口座での買付にも対応しており、クレカ積立とNISAのつみたて投資枠は、組み合わせやすい投資手法と言えます。
NISA(少額投資非課税制度)は、株式や投資信託などで得た利益にかかる税金が非課税になるおトクな制度です。2024年からはじまった新制度では、1年で最大360万円まで非課税で投資ができ、最大1,800万円まで保有することができます。
1年に投資できる360万円のうち、「つみたて投資枠」は120万円まで投資でき(残りの240万円は、株式などが買える「成長投資枠」)、クレカ積立の毎月の上限額である10万円ずつ積立てると、ちょうど枠いっぱいになります。この点から、クレカ積立とNISAのつみたて投資枠は組み合わせやすい投資手法と言えるでしょう。
なお、非課税で保有できる1,800万円のうち、成長投資枠は1,200万円までと決められています。
たとえば、毎月3万円ずつ40年間積立投資を行い、平均運用利回りが年3%だった場合、資産は約2,778万円(元本1,440万円)となり、そのうち運用益は1,338万円となります。(手数料等は考慮しておりません。計算結果や数値の例示を目的としたもので、将来の運用成果を示唆・保証するものではありません)
NISA以外の口座なら、運用益の20%にあたる約268万円を税金として納める必要がありますが、NISA口座の場合は運用益が非課税になるため、その必要がありません。
NISAをはじめるには、まずNISA口座を開設する必要があります。課税口座は1人で複数の金融機関に持つことができますが、NISA口座は1人1口座しか作れません(年単位での金融機関変更は可能)。このため、クレカ積立をおトクに行える証券会社でNISA口座を作ることがおすすめです。
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クレカ積立をはじめるにあたっての注意点・デメリット
クレカ積立をはじめるにあたって注意したい点として、買付日を自由に選べないことや、積立に使えるクレジットカードが限られることなどがあります。
「買付日を給料日などにあわせて自分で決めたい」、または「買付日を複数の日に設定したい」といった場合、注意が必要です。
また、クレカ積立に利用できるクレジットカードは各証券会社が指定したものだけです。クレジットカードと証券口座の組み合わせによっては、クレジットカードの新規発行、または証券口座の新規開設が必要になります。
マネックス証券では、dカードもしくはマネックスカードのいずれかを利用してクレカ積立をはじめることができます。
なお、家族カードもクレカ積立に対応していないため、自分名義のクレジットカードを用意しましょう。
dカード積立の概要

マネックス証券では、dカードを使ったクレカ積立サービス「dカード積立」を提供しており、毎月の積立金額に対して最大3.1%相当のdポイントがたまります。dカード積立の概要は以下のとおりです。
対象カード |
「dカード」、「dカード GOLD」、「dカード PLATINUM」のすべてのクレジットカード番号が対象 ※家族カードは対象外。 |
---|---|
積立単位 |
原則1,000円以上1円単位 ※ファンドによって異なる場合があり。 |
積立設定上限額 | 毎月合計10万円 |
対象銘柄 | マネックス証券で取り扱う積立購入ができる銘柄 ※外貨建てMMFのほか、一部対象外となるファンドがあり。 |
対象口座 | 課税(一般・特定)、NISA |
マネックス証券でのdカード積立のポイント還元率や積立スケジュール、おトクなキャンペーンを見ていきましょう。
dカード積立の還元額は? 年会費無料クレカでも通常時最大1.1%、PLATINUMなら通常時最大3.1%
マネックス証券でのdカード積立の還元率は以下のとおりで、特徴は、通常還元率が最大3.1%あることと、NISA口座を利用すると還元率が上がることです。
dカード・dカード GOLD還元率
積立額 | dカード (NISA以外・NISA) |
dカード GOLD (NISA以外) |
dカード GOLD (NISA) |
---|---|---|---|
¥1,000~50,000 | 1.1% | 1.1% | |
¥50,001~70,000 | 0.6% | ||
¥70,001~100,000 | 0.2% |
- マネックス証券の証券口座の名義とクレジットカードの名義が同一である必要があります。マネックスカードとdカードを併用してクレジット積立サービスを利用することはできません。
- dカード積立のご利用額は、dカード GOLD年間ご利用額特典の累計対象外、dカードで通常たまるポイント(利用額100円(税込)につき1ポイント)の進呈対象外です。
- dカード積立の通常進呈分でたまるポイントは次のとおりです。【dカード(NISA以外・NISA)・dカード GOLD(NISA以外)】積立金額5万円以下の場合:100円につき1ポイント、さらに1,000円ごとに1ポイント。積立金額5万円超~7万円以下の場合:1,000円ごとに6ポイント。積立金額7万円超~10万円以下の場合:1,000円ごとに2ポイント。【dカード GOLD(NISA)】通常還元分が100円につき1ポイント、さらに1,000円ごとに1ポイント。
- 小数点以下切り捨て。ただし、100円(税込)未満の利用決済は特典進呈の対象外となります。
dカード PLATINUM還元率
対象年 | 毎月のショッピング利用金額(税込) | 積立額 | NISA | NISA以外 |
---|---|---|---|---|
入会初年度 | 一律 | ¥1,000~50,000 | 3.1% | 3.1% |
¥50,001~70,000 | 2.6% | |||
¥70,001~100,000 | 2.2% | |||
入会2年目以降 | 10万円未満 | ¥1,000~50,000 | 1.1% | 1.1% |
¥50,001~70,000 | 0.6% | |||
¥70,001~100,000 | 0.2% | |||
10万円以上20万円未満 | ¥1,000~50,000 | 2.1% | 2.1% | |
¥50,001~70,000 | 1.6% | |||
¥70,001~100,000 | 1.2% | |||
20万円以上 | ¥1,000~50,000 | 3.1% | 3.1% | |
¥50,001~70,000 | 2.6% | |||
¥70,001~100,000 | 2.2% |
- マネックス証券の証券口座の名義とクレジットカードの名義が同一である必要があります。マネックスカードとdカードを併用してクレジット積立サービスを利用することはできません。
- dカード積立のご利用額は、dカード PLATINUM年間ご利用額特典の累計対象外、dカードで通常たまるポイント(利用額100円(税込)につき1ポイント)の進呈対象外です。
- dカード積立の通常進呈分でたまるポイントは次のとおりです。【dカード PLATINUM(NISA)】入会初年度の取引では、100円につき3ポイント、さらに1,000円ごとに1ポイント。2年目以降の取引では、月間ショッピング利用額が10万円未満の場合:100円につき1ポイント、さらに1,000円ごとに1ポイント、10万円以上~20万円未満の場合:100円につき2ポイント、さらに1,000円ごとに1ポイント、20万円以上の場合:100円につき3ポイント、さらに1,000円ごとに1ポイント。一部月間ショッピング額に含まないお買物がございます。【dカード PLATINUM(NISA以外)】入会初年度の取引では、積立金額5万円以下の部分は100円につき3ポイント、さらに1,000円ごとに1ポイント、積立金額5万円超~7万円以下の部分は100円につき2ポイント、さらに1,000円ごとに6ポイント、積立金額7万円超~10万円以下の部分は100円につき2ポイント、さらに1,000円ごとに2ポイント。2年目以降の取引では、月間ショッピング利用額が10万円未満の場合:積立金額5万円以下の部分は100円につき1ポイント、さらに1,000円ごとに1ポイント、積立金額5万円超~7万円以下の部分は1,000円につき6ポイント、積立金額7万円超~10万円以下の部分は1,000円につき2ポイント。月間ショッピング利用額が10万円以上20万円未満の場合:積立金額5万円以下の部分は100円につき2ポイント、さらに1,000円ごとに1ポイント、積立金額5万円超~7万円以下の部分は100円につき1ポイント、さらに1,000円ごとに6ポイント、積立金額7万円超~10万円以下の部分は100円につき1ポイント、さらに1,000円ごとに2ポイント。月間ショッピング利用額が20万円以上の場合:入会初年度のNISA以外と同じ還元率となります。一部、月間ショッピング利用額に含まないお買い物がございます。
- 小数点以下切り捨て。ただし、100円(税込)未満の利用決済は特典進呈の対象外となります。
実際に5万円、10万円の積立投資をしたときに、もらえるポイントをまとめると以下のようになります。
積立額 | dカード | dカード GOLD (NISA) |
dカード PLATINUM (入会初年度かつNISAの場合) |
---|---|---|---|
5万円 | 月間550ポイント (年間6,600ポイント) |
月間550ポイント (年間6,600ポイント) |
月間1,550ポイント (年間18,600ポイント) |
10万円 | 月間730ポイント (年間8,760ポイント) |
月間1,100ポイント (年間13,200ポイント) |
月間3,100ポイント (年間37,200ポイント) |
dカードとdカード GOLDを比べると、月の積立額が5万円までの還元率はどちらも通常時最大1.1%のためもらえるポイントは同じですが、NISA口座で積立を行った場合、積立額が5万円を超えると還元率に違いが出てきます。
積立額を10万円としたときにたまるポイントは、dカードが年間8,760ポイントなのに対し、dカード GOLDは13,200ポイントと、4,440ポイントの差がつきます。
これからdカードを発行される方、または現在dカードを保有されている方は、投資額が少ないうちはdカードでクレカ積立を行い、慣れてきたら徐々に積立額を増やし、dカード GOLDやdカード PLATINUMに切り替える方法もあるでしょう。
また、dカード PLATINUMの最大還元率は3.1%で、月の積立額を10万円とすると、年間最大37,200ポイントたまります(初年度。2年目以降の還元率は月のショッピング利用額で毎月変わる仕組み)。
dカード GOLDの年会費は1万1,000円、dカード PLATINUMの年会費は2万9,700円です。dカード GOLDまたはdカード PLATINUMに切り替えるかを検討するなら、毎月のショッピング金額を基にどれだけポイントがたまるか、年会費の分を他の特典でどれだけまかなえるかをあわせて考えると良いでしょう。
dカード積立のスケジュールは? 申込みはいつまで?
マネックス証券でのdカード積立のスケジュールは、以下のとおりです。
- 毎月8日(非営業日の場合は前営業日)の23時59分:新規申込み・追加申込み締切
- 毎月新規申込み・追加申込み締切日の翌営業日の7時頃:金額変更・申込み取消締切
- 原則毎月12日~15日:カードの決済が実施
- 翌月1日(非営業日・ファンド休業日の場合は翌ファンド営業日):投資信託の買付
- 翌月10日(非営業日の場合は翌営業日):dカードでの利用代金として引き落とし
dカード積立の新規申込みや、投資信託の追加は毎月8日まで、金額変更や取り消しは毎月新規申込み・追加申込み締切日の翌営業日の7時頃までに行う必要があります。ただし、新規申込み・追加申込みが土日、祝日、ファンド休業日に当たる場合は、それより前の最終営業日が締め切りとなることに注意しましょう。
dカード積立開始記念 3か月で最大3万ポイントもらえる
dカード積立が2024年7月にはじまったことを記念して、ドコモではマネックス証券でdカード GOLDまたはdカード PLATINUMを使ってクレカ積立をはじめると、3か月合計最大3万円相当のdポイント(通常還元分を含む。一部期間・用途限定)がもらえるキャンペーンを行っています(終了日未定、キャンペーンの終了については2か月前にキャンペーンページにて告知予定)。
条件は、初回買付月の月末までのエントリーと、積立に使うクレジットカードで毎月3万円以上ショッピングをすることです(一部対象外のショッピングがあります)。この3万円には、マネックス証券での投資信託積立額やドコモの携帯料金などは含まれません。
条件を満たすと、積立開始初月からの3か月間の還元率が以下のとおりとなります。
dカード GOLD
積立金額 | NISA | NISA以外 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
通常分 | キャンペーン進呈分 | 合計還元率 | 通常分 | キャンペーン進呈分 | 合計還元率 | |
¥1,000~50,000 | 1.1% | 3.9% | 5.0% ※1 | 1.1% | 0.9% | 2.0% ※2 |
¥50,001~70,000 | 0.6% | 1.4% | ||||
¥70,001~100,000 | 0.2% | 1.8% |
dカード PLATINUM(入会1年目)
積立金額 | NISA | NISA以外 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
通常分 | キャンペーン進呈分 | 合計還元率 | 通常分 | キャンペーン進呈分 | 合計還元率 | |
¥1,000~50,000 | 3.1% | 6.9% | 10% ※3 | 3.1% | 6.9% | 10% ※4 |
¥50,001~70,000 | 2.6% | 7.4% | ||||
¥70,001~100,000 | 2.2% | 7.8% |
- マネックスカードとdカードを併用してクレジット積立サービスを利用することはできません。
- dカードで通常たまるポイント(利用額100円(税込)につき1ポイント)は進呈対象外です。
- dカード積立のご利用額は、「dカード PLATINUM」「dカード GOLD」年間ご利用額特典の累計対象外です。
- :<「dカード GOLD」NISA口座での還元ポイントの計算方法>通常還元分が100円につき1ポイント、さらに1,000円ごとに1ポイントたまり、加えてキャンペーン還元分が1,000円ごとに39ポイントたまります。
- :<「dカード GOLD」NISA以外の口座での還元ポイントの計算方法>積立金額5万円以下の部分:通常還元分が100円につき1ポイント、さらに1,000円ごとに1ポイントたまり、加えてキャンペーン還元分が1,000円ごとに9ポイントたまります。積立金額5万円超~7万円以下の部分:通常還元分が1,000円につき6ポイントたまり、加えてキャンペーン還元分が1,000円ごとに14ポイントたまります。積立金額7万円超~10万円以下の部分:通常還元分が1,000円につき2ポイントたまり、加えてキャンペーン還元分が1,000円ごとに18ポイントたまります。
- :<「dカード PLATINUM」NISA口座での還元ポイントの計算方法>通常還元分が100円につき3ポイント、さらに1,000円ごとに1ポイントたまり、加えてキャンペーン還元分が1,000円ごとに69ポイントたまります。
- :<dカード PLATINUM」NISA以外の口座での還元ポイントの計算方法>積立金額5万円以下の部分:通常還元分が100円につき3ポイント、さらに1,000ごとに1ポイントたまり、加えてキャンペーン還元分が1,000円ごとに69ポイントたまります。積立金額5万円超~7万円以下の部分:通常還元分が100円につき2ポイント、さらに1,000円ごとに6ポイントたまり、加えてキャンペーン還元分が1,000円ごとに74ポイントたまります。積立金額7万円超~10万円以下の部分:通常還元分が100円につき2ポイント、さらに1,000円ごとに2ポイントたまり、加えてキャンペーン還元分が1,000円ごとに78ポイントたまります。
10万円を積立てると、dカード GOLDなら3か月合計最大1万5,000ポイント、dカード PLATINUMなら最大3万ポイント(一部期間・用途限定)もらえるおトクなキャンペーンです。
dカード積立をおすすめする4つの理由

マネックス証券を使ったdカード積立の魅力は、還元率が高いことなどいくつもありますが、ここではおすすめする理由を4つ紹介します。
理由1:クレカ積立の還元率が最大3.1%
特筆すべきは年会費無料のdカードでも通常時最大1.1%、dカード PLATINUMなら通常時最大3.1%還元(入会初年度、または入会2年目以降で毎月のショッピングご利用金額が20万円以上の場合)となることです。
dカードで、5万円以下の積立をする場合、通常時最大還元率は1.1%となり、dカード GOLDも1.1%、dカード PLATINUMは3.1%となります。
還元率の違いは、たとえ0.1%でも大きな差がつきます。クレカ積立は長期にわたって行う投資だからです。dカード積立で少しでもおトクにポイントを獲得しましょう。
理由2:dカードはショッピングでの基本還元率1%で特典も豊富
dカードの強みは、ショッピングの基本還元率が1%で、年会費有料のカードは特典も豊富なため、年会費の元が取りやすいことにあります。
全国どのお店で使っても還元率1%で、マツモトキヨシの還元率は+2%、スターバックスの「eGIFT」購入時の還元率は+6%といったように、dカード特約店ではさらにポイント還元率がアップします。
年会費1万1,000円のdカード GOLD、2万9,700円のdカード PLATINUMの主な特典は以下のとおりです。
特典 | dカード | dカード GOLD | dカード PLATINUM |
---|---|---|---|
年会費(税込) | 無料 | 1万1,000円 | 2万9,700円 |
通常たまるポイント | 100円(税込)につき1ポイント(還元率1%) | ||
ドコモご利用料金 (回線料金、光、月額サービス)に対するポイント進呈 |
1%ポイント進呈 | 10%ポイント進呈 | 初年度:20%ポイント進呈 2年目以降:毎月のショッピングご利用金額(税込)に応じて10~20%ポイント進呈 |
年間ご利用額特典 | なし | 年間100万円利用で1万円相当の特典 |
|
空港ラウンジ | なし | 国内・ハワイの約40か所のラウンジが利用可能 |
|
dカードケータイ補償 | 最大1万円 | 最大10万円 | 最大20万円 |
保険 |
|
|
|
特に注目したいのが、ドコモご利用料金に対するポイント進呈と年間利用特典です。
たとえば、ドコモケータイとドコモ光の料金で毎月1万円(税抜)の支払いがある人は、dカード GOLDなら年間1万2,000ポイントもらえるため、この特典だけで年会費の元が取れます。
またdカード PLATINUMなら、年間利用額が300万円を超えれば、年会費を超える3万円分の特典がもらえます。
ほかにもスマートフォンが故障・紛失したときの手厚いケータイ補償、空港ラウンジを利用できるといった魅力的な特典もあります。クレカ積立をはじめるためのクレジットカードとして、dカード GOLDやdカード PLATINUMは有力な選択肢の1つとなるでしょう。
理由3:dポイントは使い道がたくさんある 全国10万以上のお店や投資に使える
マネックス証券のdカード積立の魅力として、投資でたまったdポイントをお店やネットショッピング、ケータイ料金への充当など、幅広く活用できることが挙げられます。
dポイントは900以上のブランド、延べ10万以上の店舗で使えるので、ポイントが使えずに困るケースは少ないでしょう。2024年11月には、新たにトイザらス・ベビーザらスで取り扱いがはじまるなど、使えるお店が増えています。
また使い道は、買い物だけではありません。ドコモのケータイ料金への充当やローソンの「お試し引換券」への交換のほか、マネックス証券でdアカウント連携をすれば、投資信託購入にも利用できます。
理由4:マネックス証券のNISAは売買手数料が無料
マネックス証券は268万(2024年12月末時点)の口座開設数を誇るネット証券で、同社の強みは、投資初心者に優しい手数料体系とNISA利用者への手厚さなどです。
マネックス証券では、投資信託の購入時の手数料がすべて無料です。投資が初めてという人もクレカ積立をはじめやすいでしょう。
またマネックス証券でNISA口座を開設するメリットとして、NISA口座を利用したクレカ積立の還元率が高いことだけでなく、「NISA口座を利用した取引にかかる手数料がすべて無料(※)になる」こともあります。
- 日本株、米国株、中国株についてNISAで取引可能なのは現物取引です。また、米国株(国内取引手数料)、中国株の売買手数料、ワン株(単元未満株)の売却手数料はキャッシュバック形式で実質無料です。
初心者や未経験者が投資信託の積立購入から投資をはじめ、次第に「外国株の取引も試してみたい」と思うようになった場合でも、マネックス証券なら外国株取引の取扱銘柄が豊富で、たとえば米国株の場合、現物取引できる銘柄が5,000以上(2025年1月15日時点。含む売りのみ)あり、多様な選択肢の中から自分に合った銘柄を選ぶことができます。
NISA口座は1人1口座しか開設できないので、どの金融機関で開設するかは非常に重要です。
クレカ積立をNISAではじめる場合だけでなく、課税口座ではじめる場合も、いつかNISA口座を作ることを考えて、メリットが大きいマネックス証券ではじめると良いでしょう。
マネックス証券でのdカード積立の設定方法

マネックス証券でdカード積立をするためには、マネックス証券の証券口座を開設した後、マネックス証券のマイページで、dカード積立の申込みが必要です。
マネックス証券の証券口座を開設する手順 スマートフォンがあれば最短翌日から取引できる
マネックス証券の証券口座を開設するにはオンラインと郵送の2種類がありますが、おすすめはオンラインでの口座開設です。
「マイナンバーカード」もしくは「運転免許証+マイナンバー通知カード」とカメラ付きのスマートフォンがあればオンラインで手続きできます。パソコンでも手続きはできますが、スマートフォンだけでも完結します。
マネックス証券のWebサイトにスマートフォンでアクセスし、口座開設をはじめましょう。手順は以下のとおりです。
- メールアドレスの登録
- 申込フォームの入力と本人確認
- マイナンバーカードを利用する場合(アプリで本人確認):スマートフォンアプリでのICチップ読取り
- 運転免許証(+マイナンバー通知カード)を利用する場合(WEBで本人確認):スマートフォンでの写真撮影
- 開設完了メールの受信
審査が終わり、「証券総合取引口座開設完了のお知らせ」というメールを受け取れば、口座開設完了です。最短で申込みの翌営業日に口座開設ができます。
また、オンライン口座開設に必要なものを揃えられない場合、郵送での申込みが必要です。郵送の場合は、申込書類返送から1週間程度かかります。
- 申込フォームの入力
- 口座開設キットの受取り
- 申込書類の返送
- 口座開設通知の受取り
口座開設通知を受け取ったら、マネックス証券のマイページにログインできるかを確かめましょう。
クレカ積立設定の手順
口座開設が完了したら、マネックス証券のマイページにログインし、クレカ積立設定を行います。
- クレカ積立するファンド(投資信託)を探す
- 人気のファンドを選びたいなら「ランキング一覧」、積立したいファンドが決まっているなら「ファンド検索」を使って探すと良いでしょう
- 積立購入する投資信託の「購入・積立」を押し、NISAもしくは課税の「積立」を押す
- 各種書面を閲覧し、すべて確認したら、「全て閲覧済み」を押す
- 支払い方法の選択画面で「クレジットカード」、「dカード」にチェックして「次へ」を押す
- 課税口座の場合は「次へ」は押さずに5.に進む
- 毎月の積立額の入力、NISAの場合、つみたて投資枠か成長投資枠かを選択。確認事項にチェックをして「次へ」を押す
- 取引パスワードを入力して「実行する」を押す
- dカードの情報(カード番号、有効期限、セキュリティコード)を入力して「次へ」を押す
- クレカ積立設定完了
なお、積立がはじまるのは、毎月8日(非営業日の場合は前営業日)までに申込んだ場合は翌月1日から、9日以降に申込んだ場合は翌々月1日からです。
一度設定をすれば、毎月自動的に積立が行われます。
dカード積立で将来への準備をはじめよう
将来・老後に備えて資産運用をはじめるなら、少額でも早めにスタートし、コツコツと長期間続けることが重要です。その点で、クレカ積立は適した方法と言えます。早くはじめることで、長期にわたる資産運用が可能になり、運用益を再投資することで利益がさらに利益を生む「複利効果」を得られます。
また、定期的に一定額を積立てることで、価格変動や損失リスクを抑えることができます。
クレカ積立は多くの証券会社で可能ですが、dカードを持っている方や、ドコモのスマートフォンを使っている方には、マネックス証券でdカード積立をするのがおすすめです。毎月コツコツと積立投資をすることで、将来の資産が積立てられるだけでなく、dポイントもたまります。
そして、クレカ積立をするなら運用益が非課税になるNISA制度を十分に活用しましょう。
本記事の情報は2024年12月23日時点のものです。
ドコモのNISA by マネックス証券およびdカード積立のキャンペーンについて
- dカードのクレカ積立のご利用には、dカード・dカード GOLD・dカード PLATINUMが必要となります。詳しくはこちら。
- NISA口座におけるdカード GOLDでの積立(1か月の積立額の上限は10万円)&ショッピングは初回買付月から連続最大3か月のdカード積立および、ご利用金額合計が3万円(税込)/月(dカード積立額など一部対象外あり)のショッピングが条件です。※最大5.0%還元となるのは、初回積立月より最大3か月間です。※キャンペーンの終了については2か月前にキャンペーンページにてお知らせします。※キャンペーンの適用はおひとりさま1回までとなり、すでにdカード GOLDにてポイント還元を受けている方は、新たにdカード PLATINUMを契約いただいた場合でも還元対象外となります。
- 「ドコモのNISA by マネックス証券」とは、NTTドコモと資本業務提携をしているマネックス証券が提供する、ドコモのサービスを活かせる資産形成サービスの総称です。